昨今は何においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)といえば、良い方向に進んでいる感がありますね。コロナ禍を経て、ネットで買い物、ネットで決済をする仕組みが身近になったことと思います。
最も簡単なEC参入は、楽天やアマゾンへの出店。
それは今回置いておいて、
ご自身でWEB販売をしてみたい方への最短ステップから、
月商?千万円規模のオンライン決済、ECの仕組みの裏側をご紹介します。
それでは、結論から。
WooCommerce | Shopify | Magento | EC CUBE | オリジナル | |
---|---|---|---|---|---|
費用 | 無料〜 | $33〜$399/月 | 無料〜 | 無料 | 開発費用 |
サーバ | 自分で用意 | レンタル形式 | 自分で用意 | 自分で用意 | 自分で用意 |
規模 | 小〜 | 中〜 | 中〜 | 中〜 | 大〜 |
カスタマイズ性 | 中 | 中 | 大 | 大 | 大 |
国際性 | 大 | 大 | 大 | 日本のみ | 作り次第 |
難易度 | 小 | 小 | 大 | 中 | 高 |
セキュリティ | 小 | 大 | 大 | 中 | 作り次第 |
上記5つにおいて、理解のあるエンジニアであれば、どれも同様の使い勝手にまで高めることが可能です。ただし、工数が異なるでしょう。
一番手軽に始められるものとして
WooCommerce
Wordpressのプラグインとして、通販サイトを作ことができます。
決済機能を搭載すると、決済代行会社への支払いが発生します。
それそらも抑えたい、毎度銀行振込や代引きで構わないという人は、
WooCommerceでの販売もありです。
私も実際に個人的に使ったことがあります。
あるスポーツの大会における写真販売を行いました。
期間限定で、かつ、ある程度の身内で利用するものです。
決済方法を銀行振込のみと指定し、2,3日に1回、ネットバンキングの口座を見て、入金があればwordpress上のオーダーデータに対応する。
といった運用で乗り切った案件でした。以下に掲載するのがWooCommerceに何も手を入れない、インストールしたままの画面で商品を登録〜購入までした時の流れです。
一番豪勢なつくりになるのが
オリジナル開発
弊社のお客様のWEBサービスで、月商が数千万円という大規模なものです。
docomo, au, softbank, クレジットカード決済を使うことができ、
単発課金も月額継続課金も行うことができます。
販売をすること自体は、大きいサイトも小さいサイトも変わりません。
販売した後の処理方法に大きな違いが出てきます。
・販売する商品仕入れ先への販売明細作成と数量に応じた支払い
・販売した経路次第で、販売代理店への報酬支払い(各社条件異なる)
・月額商品の場合、途中で料金を払わなくなった、払えなくなった人の扱い
・月額商品の場合、初月無料などの例外処理
・月額商品の場合、決済手段ごとに異なる手数料、料金起算日
・毎月数千単位で増える顧客リストの管理
・ユーザーからの問い合わせが来た際に、技術者以外で応対できる管理画面の用意
・累計数万ユーザーの決済が滞りなく処理できるノウハウ
(いっぺんに操作だとサーバーが倒れます)
などなど、挙げればキリがありません。
オリジナル開発は、カスタマイズの幅は無限大ですが、
何か新しい仕組みの実装には、エンジニアが不可欠です。
WordPressなどは”プラグイン”で新しい機能実装ができますが、オリジナル開発はできません。
まとめ
WordPressでその場限り、銀行振込や着払いのみ対応の極限ミニマムECサイト開発から、
全てにカスタマイズが可能な唯一無二のサービス提供まで、経験や事例からご提案いたします。
関連記事
一番安い決済手数料の電子決済手段