最近、携帯各社が値下げ合戦を繰り返していて話題になっています。
ここ四半世紀の間に、携帯電話は驚きの進化を遂げました。
そして少し前から巷では「5Gはすごい!」と話題になっています。
だけど正直どうでしょうか。
「スピードが早い!?」「いろいろできることが増える!?」・・・「とにかく良く分からないけど、なんかすごい!?」
意外に”漠然”とした理解(?)で終わっちゃてる人が多いのではないでしょうか?
(まりな)あ、私は違うわよ!ちゃんと分かってるんだからね!誤解しないでよね!
ということで、改めて5Gってなに?何がすごいの?
そこのところをちょっとだけ調べてみました。
”凄さ”が少しでも分かってもらえたら、まりなも納得するでしょう。
(まりな)だ、だから私は分かってるって言ってる!
5Gの ”5”ってなに? ”G”って?
”5”とは5世代目という意味。ということは、1〜5まで存在してた(る)ってことです。
あ、お笑いの世代って言い方もここからきてるのかな?違うかなw
Gとはジェネレーション、◯世代移動通信システムの略となります。
ここで、おさらい的に1〜4世代について簡単に解説してみます。
・第1世代(1G) 通信速度:音声のみなので…。
1979年〜2000年まで使われていました。FDMA方式(AMラジオと同じ方式)を使った、音声中心のアナログシステムでした。(盗聴されやすかったともいわれています)自動車電話などで使われていたもので、映画やドラマなどで良く使われていた記憶があります。
・第2世代(2G) 通信速度:数Kbps
1993年〜2010年まで使われていました。ついにデジタル化されたのが第2世代!TDMA方式(時分割多元接続という方法を…って難しいので割愛!w)ここから、eメールが使えたりwebが見れたりといっきに便利になりました。ただ、通信速度が低くて非常に使い難いものでもありました。それでも、大幅な機能アップには皆ビックリしていました。PDC(movaやJ-フォン、ツーカーなどで使用)、CDMA(auで使われていました。通信速度がPDCよりも早かったので、2.5Gとも言われていました)など、色々な方式、色とりどりの端末が発売され、身近になっていったのです。
・第3世代(3G) 通信速度:384Kbps〜14Mbps程度
2001年〜使われ続けています。CDMA方式(符号分割多重接続方式…これも難しいの割愛ですッ!)により更に高速な通信が可能に!W-CDMA(ドコモのFOMA、ソフトバンクモバイルのSoftBank 3Gなど)や、cdma2000(KDDIのCDMA 1X)と各規格で各社が競っていました。高速通信のお陰でTV通話、ムービー系コンテンツの取扱いや、着うたなどのサービスが流行りだし、ここからケータイやスマホが老若男女に浸透していったと言っても過言ではないでしょう。
・第4世代(4G) 通信速度:数十Mbps〜1Gbps
2012年に登場し、現在主に使われている世代です。IMT-Advanced(LTE-Advanced)という規格の元に各社が提供している高速通信。ドコモのPREMIUM 4G、auの4G LTE、SoftbankのSoftbank 4G LTEといったサービスなどがそうですね。(もともとLTEという規格は3.9G扱いで、厳密には4Gでは無かったのですが、国際電気通信連合(ITU)が4G扱いで良いよと判断してくれた経緯があったりします)この段階で通信速度は劇的にUP!スマホやタブレットでサクサクと色んなことができるようになりました。これでもう十分!これ以上は…と思ったところで5Gの登場となったのです!
満を持して登場した”第5世代”の驚くべきパワー
・第5世代(5G) 通信速度:約3Gbps〜
2020年3月から開始されたIMT-2020という規格。第4世代を凌駕する圧倒的な能力で、まさに”次世代”規格と言えるでしょう。
使用する周波数帯域幅も4Gから大幅に広くなり、更に高速な通信を実現できるようになりました。
では、何ができるのか…ざっと紹介してみましょう!
◆更に高速!そして大容量!
・4K/8Kテレビ向け映像、VRや3D、ゲーム(eスポーツ)、ドローンなど、今まで以上にデータ量が多くなる新たなエンタメにも適しています。
◆超いっぱいの端末を同時接続しても平気!
・沢山の端末を同時に操作できるようになります。その数100ぐらい!自宅から100個の”端末”に同時アクセスできるなんて…未来です。。
◆超高信頼&低遅延でタイムラグなんて心配なし!
・eスポーツや車の自動運転機能、物流(配送システムなど)や医療システム(遠隔治療や医療ロボットの実現)への対応など、
今までネックになっていた点が一気に解消されます!
【感想】
これを書いている2020年12月現在、携帯電話各社が一斉に利用料値下げを提示し、競争は激化しています。
もちろん5G対応の会社もありますので、より身近に5Gを体感することが可能な時代になってきました。
これからはますますPC、スマホ、携帯、タブレットなど、デバイスを意識せず、シームレスで便利な世の中になっていくでしょう。
そのために、我々マリナックスも日々努力し、皆さんのお力になれればと考えています!
(まりな)そうよ!その意気込みを忘れず、私のためにしっかりやるのよ!あはははは!
【おまけ】
一番最初のケータイ?かもしれません
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/digitalarchives/03.html